【 保存版 】スーツの選び方
新生活が始まるこの季節。
スーツを着用しての式典や、挨拶回りなどが多い時期だと思います。
いくらスーツを着る機会が減ったという現代でも、この時期に関しては例外ではないでしょうか。
この記事では、普段着ないスーツ選びで困っている方に向けて、必要最低限のスーツ選びのポイントを紹介したいと思います。
この記事を読んで頂ければ、最低限の選び方のポイントが押さえられるはずです。
スーツを着る機会が減ってきている現代だからこそ、きちんとしたものを選び、きちんと着用したいものですよね。
以前、スーツの歴史についての記事を書いています。スーツに対しての理解をより深めたいという方は、こちらからご覧いただくことをおすすめします。
スーツのスタイル選び
国別の匂いを感じ取ろう
スーツスタイルの基本となる3つの国のスタイルを紹介します。
これはスーツ限らず全ての洋服全般に言えることですが、洋服には必ず『匂い』があります。この匂いとは香り(smell) のことではありません。『個性』のことです。
スーツにも国別で『個性』が存在するのです。
その個性を読み取り、なりたい自分のイメージに近いスタイルのものや、自分の体型に合うスタイルを選ぶ事がスーツ選びのポイントです。
- イギリス
- アメリカ
- イタリア
イギリス
最も特徴的なポイントが、パッドがしっかりと入ったショルダー。ウエストは絞られ、立体的なボディーラインが強調される、まさに『英国紳士』スタイル。
アメリカ
ウエストの絞りが少ない『箱型シルエット』が特徴的。肩パッドは薄い・もしくは入っていない、いわゆる『ナチュラルショルダー』がポイント。
イタリア
柔らかくエレガンスで立体的なシルエットが特徴的。袖口ボタンの重ね付けなど『色気』があることがポイント。
スーツのサイズ選び
サイズを選ぶ際の6つのポイント
- 肩
- 袖丈
- 着丈
- 胸まわり
- パンツの丈
- ヒップライン
スーツ選びで大切なポイントがサイズ感です。
どんなに仕立てや生地が良く、高級なスーツを選んでも、サイズ感で間違っていると台無しです。
ここでは、見るべきポイントを一つずつ説明します。
肩
肩の位置が袖丈部分にしっかりと収まり、フィットしているか。
袖丈
シャツの袖が1cm程度のぞいているか。長すぎる場合、ほとんどの場合お直しができる仕様になっているはずですので、ケチらずしっかりと直しましょう。
着丈
ヒップが隠れる長さになっているか。ここはトレンドの流れも考慮することが必要ですが、ヒップほとんどが出てしまうような短すぎる丈は絶対にNGです。
胸まわり
ボタンを閉じた状態でこぶしがひとつ入る程度のゆとりはあるか。
パンツの丈
前裾に若干のたわみが出る程度の長さがあるか。ここはトレンドの流れも考慮することが必要です。しかし、あくまでビジネスということであれば、短すぎる丈は避けた方が無難と言えます。
ヒップライン
もたつきがなくフィットしているか。太ももに若干のゆとりがあるか。
スーツの素材選び
季節に合わせた素材選び
季節に合わせた素材を選ぶことも、非常に大事な要素です。
基本はウールがベースですが、用途にあわせて素材を選択しましょう。
春夏と秋冬の2シーズンに分けて、オススメ生地を紹介します。
春夏
- トロピカルウール
- ウールモヘア
- コットン
- リネン
秋冬
- フランネル
- ツイード
- カシミヤ
- コーデュロイ
トロピカルウール
ウールの中でも薄手の生地。目が粗く、サラッとした肌触りが特徴。夏の定番生地。
ウールモヘア
ウールに、光沢と柔らかさを持ったモヘア(アンゴラ山羊の毛。シルクを凌ぐ光沢と滑らかさを持っている)をブレンドし、更にエレガントにした素材。湿気にも強い。
コットン
スーツをはじめ、シャツやパンツにも代表される定番素材。スーツの位置づけとしてはややカジュアルな印象。
リネン
吸水・発散性に優れており、シャリ感があり肌離れが良い素材。独特なシワ感がでるが、夏の素材としては涼しく快適。
フランネル
英国生まれのウール生地。軽く柔らかく、素朴な味わいが魅力。生地に弾力があり、保温性が高いので秋冬用の生地として最適。
ツイード
スコットランド語で『綾』を意味する単語。厚手でざっくりとした素朴な味わいが特徴で、秋冬素材に最適でややカジュアルな印象。
カシミヤ
カシミヤ山羊の軟毛を綾織にしたもの。軽量で保温性が高く、滑らかで美しい光沢が魅力。
コーデュロイ
縦に畝(うね)が並んだベルベット織物。ややカジュアルな印象であるが、畝の幅によって印象が変わる。幅が広くなればなるほど、カジュアルな印象に。
まとめ:【 保存版 】スーツの選び方
- スーツの個性を知り、自分に合ったスタイルを選ぼう。
- サイズ選びを妥協せず、自分の体にあうものを選ぼう。
- 季節や場面に合わせた素材を選び、素材感を楽しもう。
本日はここまで。
この記事の内容の一部は、以下の書籍を参考にしております。更に詳しく知りたいという方は、是非読んでみて下さいね。
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